『おぼろの月~Hazy Moonlight~』 原詩

『おぼろの月~Hazy Moonlight~』

 

原詩:ゆう&miko-miku(2016)

 

ゆく道 決めた はずなのに
覚悟が できた はずなのに
この世は あまりに せつなくて
立ち尽くす 交差点

試練が あまりに 多過ぎて
なぜ 私だけ ふとよぎる
比べても 仕方ないけど
つい意味追いかける

揺れる 揺れる 私の心
水面の 月も 揺れる
泣いて 泣いて 泣き疲れたら
銀の 光に 眠る

 

身にまとう 鎧を砕き
人の 波が 行き過ぎる
割れた 仮面を つたう涙は
ただ 流れるままに

拭う すべも わからずに
くちびるを かみしめた
ふと 気づく瞳 私を
静かに 見つめる人

知っているわ 同じ涙を
刹那 心 添わせて 
やがて 視線 移して
それぞれの 場所へ行く 

 

巡る 巡る 私の心 
惑いの時も 巡る
独りじゃない どこかで
皆 同じ夜空 見てる

 

満ちる 欠ける また満ちてくる
新しい朝が 来ること
苦しいけれど 信じたい
もう少しだけ がんばれるでしょうか 

 

ららら…

見ていて おぼろの 月明かり
そっと 指で たどる